ゆうやけしはすのバイオグラフィー
「ゆうやけしはす」は2019年より本格的に活動するソングライター。2020年よりバンドとして活動している。
本名は林祐輔で「ゆうやけしはす」とは「はやしゆうすけ」のアナグラムである。これは「The Doors」のJim Morrisonが自身の名前を入れ替え「Mr Mojo Risin'」と名乗っていたことに由来する。
読み方は「は」を「わ」と読んで「ゆうやけしわす」と読む。
ソロ活動の他に「すばらしか」の鍵盤、ボーカルとしても活動していた。(2020年6月に脱退。)
2020年11月より林祐輔(Vo,Key),大原健人(Dr),大原魁生(Gt),佐藤裕大(Ba)の四人編成で活動、2022年3月より林祐輔(Vo,Key),大原健人(Dr),大原魁生(Ba),亀山拳四朗(Gt)の編成で活動するが、2023年3月バンドを解散し、当初の林祐輔のソロプロジェクトに戻った。
2024年よりジャムセッションで集まったバンド「すうらばあず」をバックバンドとし、ゆうやけしはす&すうらばあずの名前で活動。
最初期
経歴
2013年、林は福田喜充、中嶋優樹らと共に「すばらしか」の遠い前身である「ミツ&ジゲンズ」を結成するが1年足らずで解散。
その後「にゃぐす」に加入するが数か月で脱退。
第一次ゆうやけしはす期
2014年、元「SCANDAL」(現在活動中の同名バンドとは別バンド)のメンバーであり、林の実母である林美江子のプロデュースにより、三曲を録音。これが林にとって初のレコーディングとなる。また、そのうちの一つ「夢を見せて」は2019年発表の『ニュー・ニート登場!!』に収録されている。
2015年、それらの録音された曲と林が当時取り組んでいた60年代ポップスの日本語カバーなどを演奏するためゆうやけしはすとして活動を開始した。
後に「すばらしか」を結成する福田、大学のサークル活動を通して出会った相澤調、「にゃぐす」などで共に活動していた仲吉悠介をサポートに迎える。その途中で仲吉が脱退、共通の友人の紹介で山田宏也が加入する。
この時期に『ニュー・ニート登場!!』にも含まれる「毎日が日曜日」と「なるようになるよ」を録音するが、その後数回のライブを経て相澤、山田が脱退。事実上の活動休止となる。
ゆうやけしはすライブ風景 左から相澤、林、仲吉、福田
すばらしか加入
2015年後半の「ゆうやけしはす」の録音期にかけて、福田が中嶋、福田の通う明治学院の友人であった加藤寛之と共に「すばらしか」を結成。
2017年、林が「すばらしか」にサポートとして加入。2017年P-Vineより発売のアルバム『灰になろう』では萩原健一のカバー「お元気ですか」、2つのライブ音源に参加した。
その後正式アナウンスはないが、すばらしかに正式加入、その年に録音、発売した『二枚目』にも参加した。
すばらしかでは福田が作詞作曲、ボーカルを担当するため、加入当初、林はキーボード、コーラスとしての参加であったが、『二枚目』に収録された「嘘は魔法」により林にとってすばらしかとしては初の作詞作曲、ボーカルの曲となった。
「嘘は魔法」以外にも多くの曲をすばらしかに持っていった林だが、メンバーの賛同を得られない、バンドアレンジがうまく決まらない、などの理由で没にされることが重なり、林のフラストレーションは溜まっていった。
その後2019年に入り「すばらしか」は「最後のロックンロール」、「彼女は搾取されている」の2曲を録音する。「彼女は搾取されている」は林の作詞作曲であり、近日の発表を予定していたが、中嶋の体調不良により、休養。これらの発表、発売が延期される。
その後もライブ活動はサポートメンバーを入れて継続した。(上記の2曲も演奏している。)
『二枚目』録音時のアー写撮影 左から加藤、林、中嶋、福田
ACE GENERAL STORE
中嶋の休養中、林は地元である藤沢市、片瀬江ノ島にある古着屋「ACE GENERAL STORE」に出入りするようになる。60年代西海岸のカルチャーに影響を受けたエースの雰囲気に感化された林はそれまでに「すばらしか」で没にされた曲や、以前録音した音源をまとめてアルバムにすることを決意した。
林は同時期にサポートミュージシャンとして加入していた「ラッキーオールドサン」の録音、ライブで親交を深めた「田中ヤコブ」を誘い、アルバムの録音を開始する。
ヤコブは以前から自身の曲や在籍するバンド「家主」で宅録の経験が豊富であり、「牧野ヨシ」など他のミュージシャンの録音でも様々な楽器を演奏するマルチプレイヤーであったため、このアルバムでの6割から7割ほどの演奏はヤコブが担当した。これはすぐにでもアルバムを作りたかった林にとってこれ以上ない人選であった。
ACE GENERAL STOREの外観と内装
このアルバムはエース内に設置された簡易スタジオで録音されたが、ヤコブがほとんどの楽器を演奏するという構造上、ドラム→ベース→ギターの順にバラで録音、その後林が自宅でピアノ、ボーカルをオーバーダブするという工程が主に使われた。
このアルバムではヤコブ以外にも同じくラッキーオールドサンのサポートをしていた「本日休演」の岩出拓十郎や、ACE GENERAL STOREの店主であり、自身もエクスペリメントバンド「Δ(デルタ)」のメンバーである伊藤陽大、西東京フォークシーンのソングライター石指拓朗、もともとエース界隈と親交のあった八王子のレゲエバンド「VERSION BROTHERS」より松田ラン、アルバムのジャケット写真を撮影した西邑匡弘など様々なミュージシャンが参加している。
これらエースで録音された音源に加えて、上記の「夢を見せて」、「毎日が日曜日」、「なるようになるよ」もリミックスされてアルバムに収録されることとなった。
コロナ禍での活動
『ニュー・ニート登場!!』の配信開始、さらにレコード化に向けての準備のため林はACEに併設するカフェレストラン『Diego By The River』にて自身初のレコ発ライブを企画した。
自身の他に伊藤のバンド『Delta』をはじめとして、地元湘南で活動する4つのバンド、さらに林自身のバンド『すばらしか』出演のローカル色の強いイベントとなっていた。
フライヤーデザインは伊藤が行い、4種類の色のフライヤーを使う戦略をとった。
しかしイベントの準備の最中コロナウイルスが流行、イベント直前にイベントの延期を発表する。
『ニュー・ニート登場!!』のレコ発フライヤー
すばらしか脱退まで
その時期、中嶋が突然海外留学から帰国、すばらしかに復帰する。
2020年林がミュージックビデオを製作し、「最後のロックンロール」、「彼女は搾取されている」を公開した。
2020年6月下北沢LIVEHAUSで行われた配信ライブを最後に林はすばらしかから脱退する。理由は曲をもっていってもバンド内で却下されてしまい、「ニュー・ニート登場!!」で自身でもアルバムが作れると自信を持ったためである。。
コロナ禍での活動
クラウドファンディング開始
2020年11月17日、前年に発表した「ニュー・ニート登場!!」のレコード化を目指してクラウドファンディングを開始した。目標は50万円。
DIYライブ配信「ビートクラブ風」公開。
2020年11月17日、クラウドファンディングと並行して、エース内のスタジオにてDIYライブ配信「ビートクラブ風」を製作、公開。この映像はグリーンバックを用いて70年代のロック番組「ビートクラブ」を真似たものである。メンバーは林がエースで出会った佐藤裕大(Ba)、Suchmosの大原健人(OK)(Dr)、大原魁生(KCEE)(Gt)、河西洋介(Yonce)(Gt,Cho)。「ニュー・ニート登場!!」から「ロックそしてロール」、「朝バナナ」、Themやゴールデンカップスのカバー曲「Gloria」、アルバム未収録の新曲「シューマイ少女」、「シケた街」の5曲であった。
動画は1曲づつ1週間ごとに公開された。
「ビートクラブ風」の様子。
クラウドファンディング達成、レコード制作
2021年1月15日、クラウドファンディングで目標としていた50万円を達成。レコード制作に着手する。ジャケットの表裏デザインはエースジェネラルストア、ライナーノーツは相澤調、レコード制作はTuff Vinylに委託した。
コロナ禍におけるローカルバンド活動
コロナ禍における行動制限、またゆうやけしはすとしての活動はほぼゼロに近かったため、地元湘南を軸にしたローカルバンドとして小さなバーなどでライブをするなど活動を進めていった。林にとっても企画や集客などDIYでできる小規模の活動は活動の基礎を固めるには最適であった。またアプリとスマホ数台持ちを用いて多カメラセルフライブ配信も行ったが、ライブをしながら配信をする負担が大きすぎたため現在はワンカメラの配信をたまに行う程度である。
2021年11月6日に行われた「ロックンロール(本日休演、フー・ドゥ・ユー・ラブと共演)」では林、小池茅の企画、撮影、編集により音楽番組を製作した。
2022年11月6日に行われた「ロックンロール」のフライヤー
コロナ禍におけるゆうやけしはすのライブは以下の通りである。
2020/9/16 ”JINRIKI DISCO” (弾き語り) 場所 東京下北沢Basement Bar 共演 The Tiger, マイティマウンテンズ
2020/11/29 "LIVE at Diego By The River"(バンド)場所 神奈川江の島Diego By The River 共演 MAYA, SLOW BASE, PIANO TIME
2020/12/20 "ゆうやけしはす投げ銭ライブ"(バンド)場所 神奈川鎌倉SPIRAL DJ Yota Ito
2021/3/20 "LIVE CHIKYUYA"(バンド) 場所 東京国立地球屋 共演 MAYA, Magical Lizzy Band
2021/4/17 "The Kota Oe Band×ゆうやけしはす"(バンド) 場所 神奈川元住吉POWERS2 共演 The Kota Oe Band
2021/6/11 "Rock'n'Roll"(バンド) 場所 東京原宿クロコダイル 共演 すばらしか, Magical Lizzy band, Shinshin Band
2021/6/12 "ゆうやけしはすLIVE"(弾き語り) 場所 神奈川鎌倉BarRAM
2021/7/10 "ゆうやけしはすLIVE"(バンド) 場所 神奈川鎌倉SPIRAL
2021/7/14 "箱舟旅行"(弾き語り) 場所 東京代官山晴れたら空に豆巻いて 共演 ドドイッツ, 早稲田大学中南米研究会
2021/8/14 "線香花火大会"(弾き語り) 場所 東京新大久保ひかりのうま 共演 岩出拓十郎, 屋敷
2021/10/3 "ENOSHIMA OPPALA"(弾き語り) 場所 神奈川江の島オッパーラ 共演 KiQ, Shinshin Band
2021/11/6 "ロックンロール"(弾き語り) 場所 京都西院ネガポジ 共演 本日休演,フー・ドゥ・ユー・ラブ
2021/11/14 "ワンナイトウィズベラ氏とヤムヒ"(弾き語り) 場所 東京高円寺グリーンアップル 共演 ベラ氏とヤムヒ, きむらさとし
2022/1/14 "ゆうやけしはすLIVE"(弾き語り) 場所 神奈川鎌倉SPIRAL
2022/1/16 "楽市ラクダ"(バンド3人編成) 場所 東京国立地球屋 共演 アップリケ, 西邑亘弘
2022/2/20 "すばらしかLIVE SHOW"(バンド) 場所 東京下北沢LIVEHAUS 共演 すばらしか, Suueat.
2022/4/2 "POWER SPOT"(バンド) 場所 神奈川元住吉POWERS2 共演 Cro-Magnon DJ Moc
2022/4/17 "CIRCUS"(バンド) 場所 宮崎CINEMA HEAVEN
2022/4/17 "楽音会"(バンド) 場所 京都拾得 共演 渚のベートーベンズ, EMERALD FOUR
2022/5/2 "八十八夜"(バンド) 場所 茨城B SIDE SOUNDS 共演 身から出たサービス
2022/5/7 "フーテン族の音楽会"(バンド) 場所 東京高円寺UFO CLUB 共演 フーテン族, ジリジリモクシャ
2022/5/14 "ロックンロール 阿佐ヶ谷フォーク篇Ⅰ"(弾き語り) 場所 東京阿佐ヶ谷TABASA 共演 平山連, cogan/freeman
2022/5/22 "鎌倉SPIRAL"(バンド) 場所 神奈川鎌倉SPIRAL 共演 緑一色 DJ NICE TEA, RAW KNIFE
2022/6/12 "ロックンロール 阿佐ヶ谷フォーク篇Ⅱ"(弾き語り) 場所 東京阿佐ヶ谷TABASA 共演 浮, kiss the gambler
2022/6/19 "JAMZ EXHIBIT"(バンド) 場所 神奈川江の島オッパーラ 共演 HIMI, さらさ, KZYBOOST, PEDESTRIAN
2022/6/25 ”LIVE at Froggies”(バンド) 場所 神奈川茅ヶ崎Froggies 共演 HAPPY
2022/7/23 "BLAST JAMS Tour 2022 TOKYO"(バンド、健人がコロナ感染のためフーテン族の藤野がサポート) 場所 東京下北沢Basement Bar
2022/8/7 "menkai"(弾き語り) 場所 千葉ゴヰチカ 共演 小松成彰, ひどろはるか
2022/8/26 "カズキクチバンド×ゆうやけしはす×空中水泳" 場所 神奈川南林間WHISKY RIVER 共演 カズキクチバンド, 空中水泳
2022/9/24 "ステキなイズミ" 場所 神奈川横浜Thumbs Up 共演 VAD,ANYS,ソフコン,シスターレイ,ケムマキ,石井明夫
2022/10/11 "LIVE AT SOUNDMARKET" 場所 神奈川藤沢サウンドマーケット 共演 白と枝、SLOWBASE
2022/10/26 "ゆうやけしはす×MOKU" 場所 神奈川新百合ヶ丘Bar ChitChat 共演 MOKU
2022/11/5 "CUDDLERS FESTIVAL" 場所 神奈川横須賀SYOKUYABO農園 共演 多数
2022/11/6 "LIVE AT POWERS2 MOTOSUMIYOSHI" 場所 神奈川元住吉POWERS2 共演 らぞく
2022/11/19 "@BsideSOUNDS" 場所 茨城土浦B-side SOUNDS 共演 藻の月,へよか
2022/12/11 "BLAST JAMS!! 2022-2023 YEARS Special 2days" 場所 東京下北沢Basement Bar 共演 多数
2022/12/25 "Havana Moon" 場所 愛知県名古屋 金山ブラジルコーヒー 共演 ふたりのKiQ,フーテン族,その日の天使+Magical Lizzy Band
2022/12/26 "BURN ME OUT" 場所 東京渋谷樂煙 共演 やまのは,LISACHRIS,CWONDO,A VIRGIN,Kogure Tomochiro,どきゅん
2022/12/29 "ロックンロール" 場所 東京原宿クロコダイル 共演 すばらしか,本日休演
2022/12/30 "FROGGIES YEAREND LIVE PARTY" 場所 神奈川茅ヶ崎Froggies 共演 City Bokka,さらさ,サッカリン
2023/3/7 "THE HOLDENS「ぼやけ」リリース東京ライブ" 場所 東京下北沢THREE 共演 THE HOLDENS,ザ・ハイマーツ
2023/3/8 "CITY BOOKA×ゆうやけしはす×THE HOLDENS" 場所 神奈川藤沢サウンドマーケット 共演 City Bokka,THE HOLDENS
2023/3/18 "LIVE ゴヰチカ" 場所 千葉五井五井 共演 ハッチハッチェル (バンドによる最後のライブとなった)
2023/4/1 "BLAST JAMS!!"(ギター弾き語り) 場所 東京荻窪 TOP BEAT CLUB 共演 Soulcrap,JOHNY PANDORA,ザ・ハイマーツ,BLAST JAMS!! DJ CREW
2023/4/14 "Curated by FRIENDSHIP"(ギター弾き語り) 場所 東京下北沢THREE 共演 Carpenter's Blue,bulbs of passion,ボルシチ
2023/4/19 "BarChitChat 19th Special Live"(ギター弾き語り) 場所 神奈川新百合ヶ丘Bar ChitChat 共演 まこちゃんwith kentarow
2023/4/22 "Circus at Cinema Heaven"(ギター弾き語り) 場所 宮崎cinema Heaven 共演 多数
2023/4/28 "PSYCHE"(ギター弾き語り) 場所 神奈川江の島オッパーラ 共演 MOKU,CHING TOYAMA
2023/5/1 "THE ROUTES 2023 GW SPECIAL LIVE IN JAPAN"(ギター弾き語り) 場所 東京高円寺UFOクラブ 共演 The Routes,Daisy Jane,paddy isle,NATHAN
2023/5/2 "ROCK'N'ROLL SHOW"(ギター弾き語り) 場所 東京原宿クロコダイル 共演 外道,フーテン族
2023/5/4 "橋本周×越野竜太×ゆうやけしはす"(ギター弾き語り) 場所 神奈川横浜ドゥビドゥバー 共演 橋本周,越野竜太
2023/5/5 "橋本周×ゆうやけしはす"(ギター弾き語り) 場所 茨城土浦荒川沖jimihen 共演 橋本周
2023/5/6 "カルト"(ギター弾き語り) 場所 神奈川元住吉POWERS2 ワンマンライブ
フライヤーのうちいくつかを抜粋
2ndアルバム「ルサンチマン」と4つのシングル曲の発表
2022年8月に1stシングル「CR湘南海物語」を配信を皮切りに9月には2ndシングル「恋をしようよ」、10月には2ndアルバムとなる「怨恨戦士!! ルサンチマンvsシューマイ少女と神谷組 第一回戦 シケた街から風のように去れ!!」(通称「ルサンチマン」)を発表した。このアルバムは”無敵の人”をテーマとした社会派コンセプトアルバムである。また脚本、撮影、監督、主演、助演をすべて林一人で行った15秒の連続特撮ドラマ「怨恨戦士!! ルサンチマン」(全13話)をSNS上で発表している。録音はオープンリールを用いたアナログ録音であり(ミックスはデジタル)、機材の操作から試行錯誤の録音となった。
その勢いのまま11月には3rdシングル「片隅の彼女」、12月に4thシングル「エスパータイプ」を発表した。この一連の16曲は2020年からのコロナ禍において撮りためられたものであった。
クラウドファンディングにてこれらのレコード化を行おうとするが失敗、しかし2023年9月6日に「恋をしようよ/CR湘南海物語」の7インチがDisk Union内レーベル「醉象」よりリリースされた。
2024年11月20日に「エスパータイプ/片隅の彼女」の7インチを、2024年12月25日に「ルサンチマン」のLPを同レーベルから発売した。
「CR湘南海物語」ジャケット
「恋をしようよ」ジャケット
「怨恨戦士!! ルサンチマンvsシューマイ少女と神谷組 第一回戦 シケた街から風のように去れ!!」ジャケット
「片隅の彼女」ジャケット
「エスパータイプ」ジャケット
メンバーの変遷
2020年末期の「ビートクラブ風」では林祐輔(Vo,Key)、佐藤裕大(Ba)、大原健人(Dr)、大原魁生(Gt)、河西洋介(Gt,Cho)の編成であったが、間もなく河西が離脱、4人でのライブ、録音となった。
2021年7月メンバーの離脱が浮上するも結局残留、しかし10月に佐藤が離脱、大原健人、魁生も一時離脱で林1人の状態での活動となる。
しかし2022年1月、健人、魁生が復帰し、魁生がギターからベースに転向し3人で活動。そして2月より亀山拳四郎が加入した。亀山はTempalayなどのサポートなどをしていたベーシストであったが、ギタリストとしての加入であった。
2023年3月千葉のゴヰチカで行われたライブを最後にバンドは突然の解散となった。理由はメンバーの多忙やモチベーションの違い、曲作りがうまく進まないなどの問題に林が我慢できなくなったためであった。
左から佐藤、大原健人、林、大原魁生
左から林、健人、亀山、魁生
林はこの瞬間新たなバンドメンバーの加入をあきらめ、一人でアルバムを作ることを決意する。ドラム、ベース、ギターに関してほぼ初心者であったが、1年の練習で2枚組アルバムの制作を目標とした。
ロックンロール教団の誕生
上記の「ビートクラブ風」公開時、健人、魁生、河西のバンドSuchmosの活動休止と重なったため、ネット上では林が3人を洗脳したといううわさが流れた。そしてその流れで「麻原彰晃みたいだ」と言われたことをきっかけに林はサイケデリックカルトアルバムの構想を思いついた。
そして一人で30曲ほどを書き溜めていたが、2ndアルバム「怨恨戦士ルサンチマン」の制作が難航、林の想定では2021年に同作を発表、2022年にのちのロックンロール教団となる仮題「カルト」の制作に取り掛かる算段でいたが、ルサンチマンは2022年に発表、またバンドでも10数曲の曲が生まれていたため、このアイディアは宙ぶらりん状態となっていた。
そこで解散間際の1月、林はメンバーに新しく2枚組のアルバムの制作をしながら、バンドでできた曲を毎月発表する案を提案、そしてその計画を立て強引に推進しようとした結果,バンド解散に至った。
ロックンロール教団の服装
練習、練習、練習
2023年3月にバンドを解散した林は事前に予定していた4月5月のライブをこなし、即座にライブ活動の停止を発表した。
ドラム、ベース、ギターに関してほとんど素人同然の林は基礎連から着手、最初の3か月間は楽曲のコピーすらせず、ひたすら運指運動やドラムのルーディメンツに費やした。
そしてある程度体が動くようになった後、ビートルズなどの楽曲をコピー、それを毎日7時間以上続け、それを3か月続けた後はロックンロール教団の楽曲のアレンジを考えながらそれを練習する、という手順を踏んだ。
当然半年間の練習では限界があるため、DAW上での波形編集も大々的に導入し、バンドサウンドでありながら実際は打ち込み音楽のような制作過程であった。
また、ビートルズの楽曲である「Drive My Car」と「Eleanor Rigby」の完全コピーを一人で行い、楽曲アレンジに対する理解を深めた。
Eleanor Rigbyの楽譜
ロックンロール教団の想起
一人練習を続ける中題名として候補であった「カルト」ではなく「ロックンロール教団」としてアルバムを製作することを決定。サイケデリック画家である灰村まおにロックンロール教団のロゴ制作を依頼した。
そしてアルバム制作の間音楽シーンとの距離をとりすぎていることを懸念し「DJロックンロール教団」としてロックDJの活動を不定期で開始、9月には当時アルバイトで入った高円寺グリーンアップルにてジャムセッションを開催。初回のゲストにはフーテン族を招聘した。
このセッションは全3回行われたが、その過程で出会った若者たちが、バンド「すうらばあず」を結成、第三回ではホストバンドを務めた。
ロックンロール教団のロゴ
ジャムセッションの様子とフライヤー
録音、録音、録音
2023年10月ごろから林は録音に着手し始める。プレイヤーとしての実力は依然低かったが、波形編集ありきなら人に聴かせられるレベルになったと判断、練習は並行しながらも録音の比重を増やしていった。
2023年中の録音完了を目指したがあえなく断念、バンド解散から数えて一年間の2024年3月の録音完了に目標を切り替えた。
録音は基本的にリズムギターから録音、ドラム、ベース、ウワモノといった順番で録音、その都度プレイバックをして不満があれば再録音、曲によっては一から録音をし直したものもあった。
歌詞やメロディが最初から決まっている曲も多かったが、どちらかがない曲、さらにはその両方がなく、「こういう感じの曲」と概念しか存在しない曲もあった。録音開始時点で30曲前後になるだろうと林は予想、その中で楽器の腕前も上がっていくだろうと楽観的な心境であった。
録音を重ねる中、3月までの完成は困難と再び期限を延ばす。楽曲に夏の曲が多かったこともあり、目標を2024年8月までの発表に変更した。
そして未だ完成図は見えないまま2024年4月より1か月ごとに1曲づつアルバムの曲を発表していくことを自身のSNSで表明した。
録音中の林
ロックンロール教団始動
アルバム「ロックンロール教団」は未完成だったもののコンセプトは完全に固まっており、林は全身白装束のロックンロール教団の教祖というコスチュームをまとい、日常生活でも着続けることとした。
各SNSで教祖からのビデオメッセージという形で縦動画を多用し、アルバムの発表、今後の活動方針について発表した。その中で2024年8月28日をアルバム「ロックンロール教団」の発表の日と宣言、4月より毎月1曲づつ先行シングルを発表することを報告した。この時点でアルバムは半分程度しか完成していなかった。
4月24日に「サイケな野球」、6月5日に「じゃあまあいいか」、7月10日に「ロックンロール教団のうた」、7月31日に「ギリギリガール」と順調にシングルを公開していった。サイケな野球ではKaiber、ロックンロール教団のうたではLuma AIという人工知能ソフトを用いてミュージックビデオを製作した。
また同時にすうらばあずをバックバンドとしてライブ活動も再開した。初回はレーベル「Deckrec」の25周年イベントであり、「ドレスコーズ」や「キングブラザーズ」さらに以前のバンド体制最後のライブの対バン相手であったハッチハッチェルのバンド「HOWLIN' HACHIMA」が出るロックンロール色の強いものであった。林はこのレーベルのオーナーであるネモト・ド・ショボーレと2023年3月24日のバンド解散の日に連絡を取り始め、親交を深めていた。
ゆうやけしはす&すうらばあずの初ライブ
ロックンロール教団のフォトセッション
そしてロックンロール教団のリリースパーティとして全4回の企画ライブを行うことを発表した。
活動再開後のライブは以下のものである
2024/7/2 オープンマイク 場所 東京渋谷Ruby Room
2024/7/17 ”DECKREC NIGHT 25th Anniversary2024” 場所 東京荻窪TOP BEAT CLUB 共演 夜のストレンジャーズ / HOWLIN' HACHIMA / CHIE HORIGUCHI(LEARNERS)【DJ】ミッツ(PREFAB RECORDS)
2024/8/11 ”電脳弁慶” 場所 東京下北沢ろくでもない夜 共演 衝子にメアリーズ/センチメンタル思春期/大日本帝国ズ/九蓮宝燈/自爆
2024/8/15 ”ロックンロールサーカス オーディション” (弾き語り)場所 東京荻窪TOP BEAT CLUB 共演 Bon Kuhara/DreadNought/THE NAIVE BOYS/Nevera /DirtyRogues//サテライト/THEHEADGEARS
2024/8/28 ”ロッケンロー★サミット2024への道〜荻窪死闘編〜” 場所 東京荻窪TOP BEAT CLUB 共演 The howlin' dogs/絆創攻/THEこうがんず
2024/10/19 場所 東京阿佐ヶ谷イエロービジョン 共演 ひぐらし
2024/11/2 ”横浜国立大学ロック研究会主催「胎教 Vol.13」” 場所 神奈川横浜国立大学 共演 MOMNOV/Kiko/AIボーナス/Via EyeLet/岡田隆太郎/めいどいんじゃぱん/放電と音楽/ハイミッドセンター
ロックンロール教団レコ発イベント
2024/9/5 ”サイケ!” 場所 東京高円寺グリーンアップル 共演 ダウドアキラ(幾何学模様)/快眠亭アキラと夢コ 【DJ】みのミュージック
2024/10/14 ”ゆうやけ祭り” 場所 神奈川横浜サムズアップ 共演 MOKU/こけつまろびっツ 【DJ】AB/Raw Knife/Natty Films
2024/11/6 ”Wouldn't It Be Nice?” 場所 東京下北沢 CLUB QUE 共演 曽我部恵一/フー・ドゥ・ユー・ラブ 【DJ】キャロルアイ/フミヤマウチ
2024/11/24 ”ロックンロール教団完成ライブ” 場所 東京高円寺 UFO CLUB ワンマンライブ 【DJ】サムット野辺
また同時に林一人による路上ライブを神奈川、東京エリアを中心に行い、11月22日に半年で全200回を達成した。
ロックンロール教団の発表
当初の予告の通り2024年8月28日にゆうやけしはすとして3枚目となる二枚組アルバム「ロックンロール教団」を発表。全28曲、84分にわたる大作で、ロック、ロックンロール、サイケデリックロックはもちろんフォーク、スカ、アンビエント、クラブミュージック、果てはゲームミュージックにまで手を伸ばした多彩なアルバムとなった。
当初よりビートルズのホワイトアルバムとアビーロードの二つのアルバムを混ぜたようなアルバムづくりを目標としていたため、ホワイトアルバムの多様性、アビーロードのコンセプト性、同じテーマを何度も繰り返すといった手法を用いた。3曲目の「教祖A」で始まるギターリフはアルバム内の様々な曲の中で4回繰り返された。
MVとして一曲目の「入信」を予定していたが、映像監督の小池茅との相談の中で曲のミュージックビデオではなくアルバムのコンセプト性を生かし、何曲かをピックアップし架空の映画「ロックンロール教団」の告知映像として発表した。主演には音楽系Youtuberのみのミュージックをはじめ、モデルの7Aを起用、SNS上での告知も含めあたかも本当に存在する映画の告知映像として発表した。そして映像の最後でこの映画は実は存在しないというオチを用意した。
この映像は難解な内容ながらみのミュージックのインフルエンス力もありゆうやけしはす史上最高の3万再生を記録した。
また「増税メガネ」では映画「ジョーカー」の格好をして都知事選に出馬した河合ゆうすけを起用し、政治的な一面も見せた。
林のソロでのサポート活動
林はキーボードとしていくつかの録音、ライブに参加した。
2020年Shoko&The Akillaのアルバム"Shoko&The Akilla"の録音、レコ発ライブ。シンガーソングライター牧野ヨシの"グッドフィッシング"録音。カンボジアロックカバーバンドLes Khmersの録音、ライブ、Shinshin Bandの録音、ライブ、本日休演の4thアルバム"MOOD"の録音、レコ発ライブなどが主な活動である。
また京都大学にて本日休演の岩出拓十郎、元キイチビール&ホーリーティッツ、フー・ドゥ・ユー・ラブの貴一、ラブワンダーランドの小池茅などとともにレゲエバンド”グリーティング霊長類ズ”の活動も不定期で行う。
また2024年よりDeckrecのネモト・ド・ショボーレのおもちゃの楽器だけで演奏するバンド「Childish Tones」にもトイピアノでライブに参加している。
概要
収録曲
ニュー・ニート登場!!
本作は「日本語をロックに乗せる」という林にとっての数年間のテーマの中間発表的存在になっている。しかしその難易度からコードの少ないシンプルなロックに日本語を乗せるということは未だ果たせておらず、比較的コードの多いポップな曲が多数を占めている。
この『ニュー・ニート登場!!』に収録された曲は、それぞれバラバラな時期や意図で作曲されたものであるが、「The Beatles」の『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』が最初と最後の部分のみがコンセプティブであるという構造にヒントを得て、後付けのコンセプトアルバムという形になった。
林は「すばらしか」加入頃から働いておらず、それをネタに「ニートの60年代への逃避行」をコンセプトとしてアルバムの曲順が決められた。
ミックスは林自身が行っており、「Sly & The Family Stone」の『暴動』(There's a Riot Goin' On)のミックスを意識して行われた。そのため完全デジタル録音でありながら60年代アナログ録音に近い音質となっている。
マスタリングは「すばらしか」の活動で親交のあったKiliKiliVillaの与田太郎の仲介でPeace Musicの中村宗一郎が担当。
ジャケットデザインは「Suchmos」の3rdアルバム『THE ANYMAL』のジャケットデザインやグッズデザインも手掛け、アルバムの3曲目「僕は退屈」にも参加するACE GENERAL STOREの伊藤陽大が手掛けている。
このジャケットはロシアアバンギャルドのグラフィックデザイナーアレクサンドル・ロトチェンコの影響を受けている。
ジャケット写真は西邑匡弘。西邑は5曲目「カヤ」にゲストボーカルとして参加している。
作詞作曲はすべて林祐輔
1.ロックそしてロール - Rock'And'Roll
・ロックンロールに人生すべてを捧げる者たちの滑稽さを描いた作品。ボーカルトラックには通常のデジタル録音に加えてカセットプレイヤーで録音したトラックを重ねている。いわゆるダブルトラック。いや、デジアナダブルと言ってもいいかもしれない。
・MVの制作は「和・ケンミンズ京都篇」としても活動する京都の映像作家「葛飾出身」。
・ロックそしてロールMV
・ドラム、ベース、ギターに田中ヤコブ、ファズのきいたギターに岩出拓十郎、エレクトリックピアノ(Nord Electro 5d)、ボーカルは林祐輔。
2.毎日が日曜日 - Everyday Sunday
・2015年に録音された楽曲。林が初めてニートを経験しその初期後悔をつづった作品。その生活は3か月で終了し、一年ほどアルバイトを経験するも、その後退職。その後数年間のニート生活に入る。
・ドラム山田宏也、ベース相澤調、ギター福田喜充、クラビネット、Voxオルガン(Nord electro 5d)ボーカル林祐輔。
3.僕は退屈 - I'm So Tired
・ドラム、ベース田中ヤコブ、ギター伊藤陽大、アコースティックギター石指拓朗、ピアノ、オルガン、ボーカル林祐輔。
4.11次元的逸脱的発想 - 11 Dimensional Deviant Conceptualization
・The Metersを意識して作られた。
・11次元という概念は、科学雑誌「Newton」からの情報を元にしている。林は風邪をひいて病院に行ったときには必ずこの雑誌を読んでいる。
・ドラム、ベース、ギター田中ヤコブ、オルガン、ボーカル林祐輔。
5.カヤ - Kaya
・ドラム、ベース、ギター田中ヤコブ、パーカッション松田ラン、ピアノ、オルガン、エレクトリックピアノ、ボーカル林祐輔。
6.虹と雨の間に - Between The Rainbow And The Rain
・林の友人、蛯谷慎之介の失恋話を元に作られたブリティッシュフォーク調の曲。蛯谷扮する「蟹山」の「湖水」がサンプリングされている。
・ドラム、ベース田中ヤコブ、アコースティックギター石指拓朗、メロトロン、ハープシコード(Nord electro 5d)パーカッション林祐輔、サンプリング曲(湖水)蛯谷慎之介。
7.廻りに廻って - Karma And Karma
・ドラム、ベース、ギター田中ヤコブ、クラビネット林祐輔。
8.YAMATATSU - YAMATATSU
・ドラム、ベース田中ヤコブ、アコースティックギター石指拓朗、エレクトリックピアノ、マリンバ林祐輔。
9.夢を見せて - Please Dream Me
・映像は椙本晃佑
・夢を見せてMV
・ドラム小野秀夫、ベース栃原優二、ギター船岡辰哉、オルガン、シンセサイザー林美江子、エレクトリックピアノ、ボーカル林祐輔。
10.朝バナナ - A Morning Banana
・Velvet Under Groundの曲名をつなげた「カタログソング」という手法を使って作られた曲。
・ドラム、ベース、ギター田中ヤコブ、エレクトリックピアノ、ボーカル林祐輔。
11.知らんけど - I Don't Know
・「すばらしか」ドラム中嶋に車をぶつけられたときの経験を踏まえて作られた。
・コードが変わらないままベースラインだけが下降する手法「クリシェ」が永遠と続けられた楽曲。
・ドラム、ベース、ギター田中ヤコブ、ピアノ、ボーカル林祐輔。
12.なるようになるよ - Que Sera Sera
・ドラム山田宏也、ベース相澤調、ギター福田喜充、ピアノ、パーカッション、キーボード林祐輔。
13.だんだんぽくなりゃ - Getting Betterish
・ドラム、ベース、ギター田中ヤコブ、ピアノ林祐輔。
概要
収録曲
怨恨戦士!! ルサンチマン
本作はネット上で話題となっている無敵の人をテーマとしたコンセプトアルバムである。また”ルサンチマン”とはニーチェの言葉であり”妬み”、”嫉妬”などの意味を持つが、その語感を特撮ダークヒーローの”怨恨戦士!! ルサンチマン”として擬人化している。この作品の構想段階で林は映画”ジョーカー”を観ており、先を越されたと思いながらもインスピレーションの一つともしている。アルバムの正式名称は「怨恨戦士!! ルサンチマンvsシューマイ少女 第一回戦 シケた街から風のように去れ!!」でありこれは「The Kinks」のアルバム『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』を元に作られた。
アルバムの音楽性としては前作と打って変わってコードの数を極端に減らし(このアルバムでは1曲につき多くてコードが4つである。1コードの曲なども存在する。)、サビで題名を繰り返すをいうスタイルが多い。「The Doors」や「Velvet Underground」に影響を受け、コンボオルガンの「Vox Jaguar」や「Farfisa」の音が印象的なアルバムとなっている。またファズのかかったオルガンやギターの存在感も強く、前作では達成できなかった”シンプルなロック”に日本語を乗せるという試みを成功させている。また”りきまとけいちゃん”では林のアコースティックギター一本での弾き語りに挑戦しているなど、シンプルながらも飽きさせない工夫を行っている。
詞の内容は林がネット上でみた恨みや妬みの投稿や現実世界での過去の友人の状況など、崩壊しかけている社会を直接的に歌っている。この”ルサンチマン”というペルソナを引き受けたがために林の人生もより無敵の人に近づいている節がある。
ミックスは前回同様林自身が行っているが、部分的に大原健人が行ったところもある。録音にはオープンリールを使用し前作よりさらに60年代アナログ録音に近い音質となっている。録音は吉祥寺の”GOKU SOUND”や相模原の"Velvetroom Studio"、Suchmosが使っていた"南林間スタジオ”などで行われ、歌などのオーバーダビングは自宅などでも行い、半宅録の形となった。
マスタリングも林自身が行ったが、「ビートルズ」の「ホワイトアルバム」をモデルにマスタリングをしたためか音量が少し小さくなるという失敗も犯している。
ジャケットデザインは前作同様伊藤陽大が素材を手掛けたが、途中で林自身がデザインも自身で行うこととなった。
このジャケットはウルトラマンのような特撮ヒーローのポスターなどを意識して作られた。
ジャケット写真は小川 将生によるもので鎌倉のバー”SPIRAL”で撮影された。またリード曲のルサンチマンのテーマも同日に江口瞭太朗によって撮影された。
作詞作曲はすべて林祐輔
1.ルサンチマンのテーマ - The Theme of Ressentiment
・無敵の人をテーマにしたリード曲。コンボオルガンの音がDoorsを連想させる。
"ルサンチマン"とはニーチェの言葉で恨みや憎しみの意味。
・MVの制作は林。撮影は江口瞭太朗。
・ルサンチマンのテーマMV
・Vo,Org,Cho 林祐輔
Gt,Ba 大原魁生
Ba 佐藤裕大
Dr 大原健人
録音 東林間スタジオ、家
ミックス 林祐輔、大原健人
マスタリング 林祐輔
2.シューマイ少女 - Shumai Girl
・ビートクラブ風で初登場した曲。
中華街を意識して、ゴールデンカップス風のギターを入っている。オルガンリフはミステリアンズ風。
元ネタは昔よく行ってたコンビニとカラオケ屋のかわいい店員、そして関内のつけ麺大王のおばちゃんである。
シューマイ少女MV
・Vo,Org,Cho 林祐輔
Gt 大原魁生
Ba 佐藤裕大
Dr 大原健人
3.エロいこと - Porn Things
実質Gm1発のワンコード曲。
「です」「ます」調を中学生的にに非文学的な頭悪い歌詞にした。"悪いはっぴいえんど"を意識している。
韻の踏み方や言葉遊びも多く入っている。
・Vo,Harp 林祐輔
Gt 大原魁生
Ba 佐藤裕大
Dr 大原健人
4.1億円保険金殺人ブルース - 100 Million Yen Insurance Murder Blues
・ブルースを日本語に乗せてありそうでないやつを目指して作られた。
・Vo.Pf 林祐輔
Gt 亀山拳四朗
Ba 大原魁生
Dr.Per 大原健人
5.りきまとけいちゃん - Rikima and Kei
・林の旧友の話を元にして作られた。
・Vo.Gt 林祐輔
6.シケた街 - The Dead City
・街へのストレスをまとめた曲。ファズの強いサウンドが特徴。
映像はLisa Chrisシケた街MV
・
Vo.Org 林祐輔
Gt 大原魁生
Ba 佐藤裕大
Dr 大原健人
7.風のように去れ - Leave Here Like the Wind
・林が以前バイトを首になった時のことを歌われたマイナーレゲエ。
・・Vo.Pf 林祐輔
Gt 亀山拳四朗
Ba 大原魁生
Dr.Per 大原健人
8.ごめんなおれ - Sorry Me
・Vo,Pf,Org 林祐輔
Gt 大原魁生
Ba 大原魁生 佐藤裕大
Dr,Per 大原健人
Sax 池田抄英(Maya Ongaku)
Sitar 高野凉大(Maya Ongaku)
9.おい!神谷 - Hey Kamiya
・同級生を道で見かけた時の歌。
・Vo.Pf 林祐輔
Gt 大原魁生
Ba 佐藤裕大
Dr 大原健人
10.サイコなコ - Psycho Girl
・Vo,Org 林祐輔
Gt 亀山拳四朗
Ba 大原魁生
Dr 大原健人
11.なんだその反抗的じゃない目は - What Are Those Non-Rebellious Eyes
・Vo,Org 林祐輔
Gt 大原魁生
Ba 佐藤裕大
Dr 大原健人
12.BBAの陰謀論 -An Old Lady's Conspiracy Theory
・陰謀論について歌われた歌。林は10年ほど陰謀論にはまっている
・Vo.Org 林祐輔
Gt 亀山拳四朗
Ba 大原魁生
Dr.Per 大原健人
概要
収録曲
ロックンロール教団
このアルバムのコンセプトは「ニュー・ニート登場!!」のレコード化に向けた「ビートクラブ風」の映像を作ったことが発端であった。この映像には2010年代のシティポップブームを作ったSuchmosのメンバー大原魁生、大原健人、河西洋介が参加していた。当初は比較的好意的に受け止められたこの動画であったが、2021年のSuchmos活動休止が報じられると、このゆうやけしはすが活動休止の原因だとして、誹謗中傷が行われた。その中で当時長髪で髭面の林に対して「麻原彰晃」のようだという中傷があった。林自身そのつもりもなくショックを受けたが、同時にサイケデリックロックによって人々を洗脳する宗教団体というコンセプトを思いついた。バンドとしてはルサンチマンの制作に取り掛かっていたが、林の頭の中にはそのコンセプトでさらにその次のアルバム構想があり、同時並行で作曲を行っていた。
当初は2021年中にルサンチマンを完成させ、2022年にこのアルバムを発表する算段であったが、途中のメンバー変更などでスケジュールが遅れ、ルサンチマンの発表は2022年10月となった。
この時点で20数曲の次作への曲を書き溜めていた林であったが、同時にルサンチマン完成までにバンド内でのジャムセッションなどにより10数曲の曲が出来ていた。これらの膨大な曲を処理するためにバンドには大きな負荷がかかっていた。バンド内での話し合いの末林は次作を2枚組アルバムのコンセプトアルバムに、そしてバンド内で出来上がった曲はシングルとして毎月リリースするという計画を立て、それを強行しようとしたが、バンドは内部崩壊、2023年3月に解散する運びとなった。
一人となった林は新たなバンドメンバー探しを早々に諦め、素人同然であったギター、ベース、ドラムを一から練習し、波形編集などの技術を用いたうえで1年でのアルバム完成を決意する。4月、5月に予定されていたライブをギターによる弾き語りですべてこなした後、活動休止を発表、最初の3か月は基礎連に費やした。ドラムのルーディメンツやメタル系Youtuberの基礎連などをこなし、未だ不完全な技術ながらも録音を開始した。
最初に録音に取り掛かったのは1曲目の「入信」であったが、この曲はドラムの難易度がアルバムの中で一番高く、何度も撮り直しを行い結局完成したのは28曲中28曲目であった。
基本的にはリズムギターを最初に録音、ドラム、ベース、鍵盤、歌の順番で録音を行い、数日から数週間置いたのちプレイバック、取り直し屋や波形修正を行うという手順で進めていった。中速の比較的ポップな曲はスムーズに録音が進んだが、速めのロックな曲などは難航した。
その間技術練習に並行して、ビートルズの楽曲の完コピ、また様々なジャムセッションにも参加し、場数を踏んでいった。その中で2023年9月高円寺のグリーンアップルにてジャムセッションを行う。このセッションは10月11月と計3回行われたが、ここで後にゆうやけしはすのバックバンドを務める「すうらばあず」が結成された。
2024年3月のアルバム発表を目指していた林であったが、あえなく断念。数回の延期の後、2024年8月の発表を4月に行った。その時点で録音が完了していたのは半分程度で、ミックス、マスタリング、ミュージックビデオなどのその他プロモーションもほとんど何も出来ていなかった。しかし4月にすでに完成していた「サイケな野球」を発表、6月に「じゃあまあいいか」7月に「ロックンロール教団のうた」「ギリギリガール」を発表していった。
結局8月までに録音は完成。7月よりライブ活動も再開した。バンドは上記のジャムセッションで結成されたすうらばあずをバックバンドとし、「ゆうやけしはす」はバンドであることを諦め、ソロ名義とし、「ゆうやけしはす&すうらばあず」として活動することとなった。アルバム「ロックンロール教団」の中でSUSANOOはすうらばあずと共に録音された。
ジャケットデザインはサイケデリック画家の灰村まお、ミックスは林と寺岡アンジが行った。楽曲としてはクラシックなロックの曲を中心とするが、スカやアンビエント、ゲームミュージックにまで手を伸ばした多彩な作品となった。28曲という曲数で一貫性を持たせるために、アルバムの最初に流れるジングルを要所で登場させるほか、曲間を短くしたり、同じリフをアルバムの中で何回も登場させるなどの工夫を行った。ビートルズのアビーロードとホワイトアルバムを混ぜたようなアルバムを目指しており、そのうえでピンクフロイドやプリティシングス、テームインパラなどのサイケデリックロックの要素もちりばめられている。A面はロック、B面はスピリチュアル、C面は和、D面はノスタルジーといったテーマが分かれている
林はロックンロール教団の教祖として全身白装束の長髪、丸メガネというスタイルで夏ごろから毎日過ごすこととなった。これはコンセプトアルバムという複雑な仕組みを説明する手間を省くためでもあり、またアルバムの宣伝を生活を使って行うという取り組みであった。9月、10月、11月に計4回のリリースパーティを行い、合計250人ほどの集客を達成した。その他にも7月から11月まで10回程度のライブを行った。そして11月24日の東高円寺UFOクラブで行われたワンマンライブ「ロックンロール教団完成ライブ」をもって林は半年にわたる教祖生活を終え、ロックンロール教団の解散を宣言した。
その後ゆうやけしはす&すうらばあずで次なるアルバムを制作すると発表した。
ミックスは寺岡アンジと林が分担して行っている
録音はドラムを横浜のスタジオツーフォー、その他楽器は林の家で録音されている
Disc1
1.入信 - New Scene
グループサウンズのゴールデンカップスに影響を受けたベースラインとファズギターが特徴。
後半から登場するお経はブレイクダンスをするお坊さん「カストリ」のものである。
作詞作曲 林祐輔
Vo,Gt,Ba,Dr 林祐輔
お経、笛、鐘 カストリ
2.ロックンロール教団のうた - The Song Of Rock'n'Roll Cult
EとGのコードの二つだけで構成されている曲である。ファズの音色が特徴のブルースロック。
歌詞は以前のゆうやけしはすバンドがあった時に大原魁生が書いたメモを林が形式に当てはめた。
ミュージックビデオでは人工知能ソフトのLuma AIを導入し不気味な雰囲気を醸し出している
作詞 林祐輔,大原魁生 作曲 林祐輔
Vo,Org,Cho,Gt,Ba,Dr 林祐輔
3.教祖A - A Guru
ビートルズのHapiness Is A Warm Gunに影響を受けた形式で多くの展開をする曲
この曲で登場するリフはアルバム中4回登場し、アルバムの統一感を持たせている。
作詞作曲 林祐輔
Vo,Org,Piano,Gt,Ba,Dr,Per,flute 林祐輔
4.海のバッファロー - The Sea Buffalo
バッファロースプリングフィールドの雰囲気を目指して作られた楽曲
林が数年間通っていたACE GENERAL STOREのイメージもインスピレーションになっている
作詞作曲 林祐輔
Vo.Gt,Ba,Dr,Per 林祐輔
5.Summer Of Your Love - Summer Of Your Love
林の地元である江の島をイメージして作られた楽曲
サビのパートが転調により二つのキーが存在する形となっている
ボーカルは友人の井上理緒奈によるもので3声コーラスが特徴的であり、ベースは本日休演、フー・ドゥ・ユー・ラブの岩出拓十郎が弾いているパーカッションはよしだあやの
作詞作曲 林祐輔
Gt,Pf,Org,Dr 林祐輔 Vo,Cho 井上理緒奈 Ba 岩出拓十郎 Per よしだあやの
6.サイケな野球 - Psychedelic Baseball
野球の応援歌とコロンビアの音楽であるクンビアを組み合わせたリズムになっている
一番ごとに左右のパンが入れ替わり、野球の表と裏を表現している
2023年林が大阪を訪れた時に甲子園球場にて阪神対オリックスの日本シリーズが行われていた。そしてそこで林が購入したメガフォンが録音にが録音に使われている
ミュージックは人工知能のKaiberを導入し、サイケデリック音楽と人工知能の曖昧さの相性の良さを提示している
Vo.Org,Gt,Ba,Dr,Per 林祐輔
7.逃れられない - You Can’t Escape
The Kinksのようなリフものロックンロールを目指して作られた
作詞作曲 林祐輔
Vo,Pf,Gt,Ba,Dr 林祐輔
8.アセンションプリーズ - Ascension Please
スピリチュアル用語であるアセンションをアテンションプリーズにかけたダジャレがタイトルである
Tame ImpalaのFeels Like We Only Go Backwardsをイメージして作られた
一曲を通してだんだん転調しており、曲の最初と最後では1度ほど転調している
リズムボックスを導入した導入した
作詞作曲 林祐輔
Vo,Synthesizer,Ba 林祐輔
9.風の時代 - The Air Era
これもスピリチュアル用語の「風の時代」を歌った曲
クラシックの音階を使っている
ギターやピアノの音が少しづつ大きくなったり小さくなったりして入れ替わっている
作詞作曲 林祐輔
Vo.Pf,Gt,Ba 林祐輔
10.太陽にすがりながら - Clinging To The Sun
ビートルズのHey Judeのような歌ものポップスをと作られた
作詞作曲 林祐輔
Vo,Pf,Synthesizer,Gt,Ba,Dr 林祐輔
11.ダルいなあ - Lazy
ポールマッカートニーのようなベースラインとニッキーホプキンスのようなピアノが特徴的なサイケポップス
作詞作曲 林祐輔
Vo,Pf,Gt,Ba,Dr 林祐輔
12.時が過ぎれば -When Time Passes
The Bandをイメージして作られた楽曲
バンドの解散や旧友の死など別れについて歌われている
作詞作曲 林祐輔
Vo.OrgPf,Gt,Ba,Dr,Per 林祐輔
13.Ambient Blues -Ambient Blues
アンビエントミュージックとブルースを混ぜた作品
ブルース進行をとりながら楽器によってコードチェンジのタイミングをずらし、リズムのない音楽を作り上げた
作詞作曲 林祐輔
Vo.Pf,Gt,Ba,Dr 林祐輔
Per よしだあやの
Disc2
1.鎌倉のテーマソング - The Theme Of Kamakura
林が多くの時間を過ごした鎌倉がテーマになった曲
雅楽的なエッセンスが入っている
インドの打楽器タブラをすうらばあずの佐々木檀が叩いている
作詞作曲 林祐輔
Vo,Synthesizer,Ba 林祐輔 Per 佐々木檀
笛 カストリ
2.ギリギリガール - Danger Girl
鎌倉で出会ったレイコという女性をテーマにした楽曲である
鎌倉の雰囲気とギャルを無限に呼び出すことのできるレイコの能力を掛け合わせている
ミュージックビデオにはニュー磁石の橋本周が登場している。橋本周はこの楽曲でリードギターを演奏している
作詞 林祐輔 作曲 林祐輔
Vo,Pf,Cho,Gt,Ba,Dr 林祐輔 Gt 橋本周
3.デンデケデケデケおじさん - Dendekedekedeke Man
ボーディドリーのリズムを強調した楽曲
鎌倉にあったバースパイラルをイメージしている
作詞作曲 林祐輔
Vo,Piano,Gt,Ba,Dr,Per 林祐輔
4.煩悩寺 - The Earthly Desires Temple
江の島で林が出会ったお坊さんがインスピレーション
お坊さんがガールズバーに通っているというエピソードが面白く作曲した
後に別のお坊さんであるカストリに出会い、そのエピソードも追加された
カストリはこの楽曲にも参加している
クラブミュージックの四つ打ちと木魚のリズムを掛け合わせている
作詞作曲 林祐輔
Vo.Gt,Ba,Dr,Per,Synthesizer 林祐輔 お経 カストリ
5.SUSANOO - SUSANOO
和の音階とレッドツェッペリンのようなハードロックを混ぜ合わせた楽曲
元は以前のバンドのジャムセッションで生まれた曲であった
録音にはすうらばあずが参加しておりこのアルバムでは唯一バンドでの録音である
作詞 林祐輔 作曲 林祐輔 大原魁生 亀山拳四朗 大原健人
Gt,Gt,Org 林祐輔 Gt牧野陽輝 Ba 弓場俊太郎 Dr 佐々木檀
6.湯けむり - The Steam
大原魁生と林が共作した楽曲
作曲後は放置されており演奏されることはなかったがこの楽曲で録音された
The Byrdsのギターをイメージしたアシッドフォーク的な曲
ベースはシンセサイザーを使っていてもわっとした雰囲気を作っている。リバーブを多く使い、インド音階のコーラスも特徴である
はっぴいえんどのですます調を使用した楽曲で後半部分はリズムマシンを用いて「春よ来い」のパロディを行っている
Vo,Gt,Synthesizer 林祐輔 Per よしだあやの
7.世界で一番不幸だぜ - I'm The Unluckiest Person In The World
グレイトフルデッドをイメージしたブギウギ
ラインなどの現代の用語を登場させている
ギターには鎌倉のバーUniVibeの松ちゃんが参加している
ドラムはすうらばあずの佐々木檀が参加している
作詞作曲 林祐輔
Vo,Pf,Gt,Ba 林祐輔 Gt 松ちゃん Dr 佐々木檀
8.じゃあまあいいか - Jah-maica
スカの発祥地であるジャマイカとじゃあまあいいかという言葉を掛け合わせたタイトル
ベースとドラムはサポートという名義で活動する小池茅と有泉慧が参加。録音は大阪にて行われた
ギターにはショーコ&ザ・アキラの藤井朗が参加している
作詞作曲 林祐輔
Vo,Pf,kazoo 林祐輔 Ba 有泉慧 Gt 藤井朗 Dr,Per 小池茅
9.ブリブリブギウギ - Buriburi Boogie Woogie
エルビスプレスリーをボイスパーカッションで行うというコンセプトで作られた
ソロの楽器にはカズーが用いられた
後半のブリブリ君パートではギターをHAPPYのかずちゃんが演奏している
作詞作曲 林祐輔
VoCho,Kazoo,Ba 林祐輔 Gt かずちゃん
10.増税メガネ - The Tax Increase Glasses
政治的な曲を書こうと作られた
ミュージックビデオにはジョーカー議員として都知事選に出馬した河合ゆうすけが参加している
作詞作曲 林祐輔
Vo,Gt 林祐輔
11.無敵の小学生 - Invincible Elementary School Student
小学生あるあるの動画を見て作られた
様々なB級サイケの要素がちりばめられている
作詞作曲 林祐輔
Vo,Gt,Ba,Dr 林祐輔
12.セミ -The Cicada
ゾンビーズやスライアンドザファミリーストーンのイメージやサマーオブラブの世界観を念頭に作られた
作詞作曲 林祐輔
Vo.Org,Gt,Ba,Dr,Per 林祐輔
13.月の面 -The Moon Stage
子供のころによくやっていたゲームボーイの世界観をイメージした楽曲
作詞作曲 林祐輔
Vo.Synthesizer 林祐輔
14.5時 -5 O’clock
子供時代家に帰る合図であった五時をテーマにした作品
林の実家のピアノ教室でよく練習曲となる音階が登場すが登場する
ベルベットアンダーグラウンドのようなサウンドをイメージしている
ギターにはMOKUの島塚旺が参加
作詞作曲 林祐輔
Vo.Synthesizer,Gt,Ba,Dr 林祐輔 Gt 島塚旺
15.太陽の巫女 -The Maiden Of The Sun
アルバムの最後を締めるサイケデリック楽曲
曲の後半部分は丸々前半部分のベースとドラムを逆再生したもの
スモールフェイセズなどのサイケデリックロックに加え、テリーライリーなどの前衛音楽も元となっている
バイオリンにはデキシードザエモンズのハッチハッチェルが参加
作詞作曲 林祐輔
Vo,Org,Pf,Gt,Ba,Dr 林祐輔
Violin ハッチハッチェル